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あまり知られてない!ダイビングでNGなこと~レギュレーター・タンク編~

こんにちは!ダイビングスクール 梅田店の大庭(おおば)です!

これからダイビングを始めようと考えてる方、既にダイビングをされている方、ダイビングでやってはいけないことってご存じですか?

なんとなーく知っていたことから、実はダメ!だったりすることも、あるかもしれません。

特にダイビングで使用する「レギュレーター」「タンク(シリンダー)」に関しては、あまり知られていないNGなことがいくつかあります!

ダイビング歴15年の中で学び&経験した中で、この「ダイビングで使用するレギュレーターとタンクに対するNGなこと」について紹介します!

 

レギュレーターのNG

ダイビング用の背中に背負う器材が、組み立てられた状態で屋内の床に置かれている

NG①セッティング後、ホースに圧力を残したまま、炎天下に長時間放置。

NG理由:ホースの付け根がダメになる!

昔懐かしの、シャルルの法則です!習ったはずです、学生時代~!

これは既にダイビングをしてるダイバーさん、ご存じの方は多いはずですが、きちんとした理由、ご存じでしたか?

 

簡潔に説明するとシャルルの法則なのですが

要は密閉された空間(ホース内)に残された空気は、熱されて温度が高くなるのに比例して、空気の体積も膨張するのです。

セッティング終了した器材を炎天下の元、ホース内の空気を抜かずにいると、ブッブーです!

セッティング後、すぐに器材を背負って海に潜らないのであれば、タンクのバルブは閉め、パージボタンを押してホース内の圧力は抜いておきましょう!

 

NG②ダストキャップの水滴飛ばす時、タンクの空気めっちゃ長時間出してる。

ダイビング器材、レギュレーターの乾かすべきパーツを手にもって、タンクの空気が出る部分に近づけている。

NG理由:本当にうるさい

タンクチェンジ・もしくはダイビング終了後にするやつ!

↑写真で手に持っている部品「ダストキャップ」の平たい面の水滴は、片付けの際に「1滴たりとも水滴を残さないように!」と教わります。

水滴を取る手段として、使用後のタンクの風圧を利用しますが、これ、かなり騒音

周囲のダイバーの会話を邪魔するどころか場所によっては超近所迷惑案件。

理想は「乾いたタオルで水滴をぬぐう」です。が、そんな都合よく乾いたタオル、ダイビング直後に手元にありません!

ダストキャップの水滴をタンクの空気で飛ばすなら・・・

◎強く&短く(強い風圧を~2秒まで以内で)

×ゆるく&ながく(よわ~い風圧でだらだらと水滴をとばす)

×強く&ながく(うるさい風圧でながく水滴をとばす)

 

特に海外は、この騒音に厳しいそうです!

世界を潜るダイバーになるならば、この辺のマナーは注意しましょうね!

 

NG③ダストキャップを外したまま、洗う

ダイビングで使用するホース類が地面に置かれ、6本のホースの根元のキャップが外れている様子

理由:レギュレーターぶっこわれる

ダイビング終了後、ふ~~って一息ついて気が抜けてウッカリ・・・

なんてこともある可能性があるNG行為!

器材を洗う水槽の中に、このダストキャップが外れたレギュレーターが入っている様子をみると、まるでご遺体を見ている気持ちです・・あぁ・・

 

NG①・②と比較にならないほどのNG行為です実は!!

レギュレーターにもよりますが、特にレンタルのレギュレーターは、このダストキャップでふさいでいる部分からの水の侵入に弱いのです!そして内部がダメになるのです!

そんなダメになったレギュレーターで、海の中で息するって、めっちゃ怖くないですか?

器材洗いの時、特にレギュレーターは気を使ってあげてくださいね。

 

NG③器材洗いの時、水に浸けてパージボタンを押す

理由:ホース内に水が入ってレギュレーターがダメになる!

 

という理由です。

ダイビング器材の洗い方は、特に気を付けるべきはレギュレーターですが

他の器材も細かい注意点や洗い方があります!

 

ダイビング器材の洗い方:BCD編はこちらから

 

タンク(シリンダー)のNG

ダイビングの残圧計、ゼロから350まであるメモリの針が、ゼロを指している。

ずばり空気を使い切って残圧ゼロ。

理由:タンク内が錆びる=タンクがダメ(使用不可)になる。

ショップによってはタンク代の弁償を求められます(なんと10万円以上!)

残圧が減ってきたら、若干のゆとりを持たせた状態でバディに助けてもらいましょう。オクトパスで空気を吸わせてもらうのです。

(もちろん、助けてもらえるバディがおらず、空気もギリギリ!なんて時は、こんなこと気にしている場合じゃないですが)

 

なぜ、残圧をゼロにするとタンクがダメになるのかというと・・

通常:タンク内に圧力がある=外からの空気、入る余地なし。

残圧ゼロ:タンク内の圧力なし=外の湿気を含んだ空気が逆流してくる余地あり→タンク内が錆びる→タンクがダメになる

 

こうゆう経緯です。

タンクの空気は、開始タンク圧力から25%は残してダイビングを終えるようにしましょうね★

 

いかがでしたか?

安全に快適に潜るためにもぜひ、これからのダイビングで注意してみてください★

ばっちゃん

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