ダイビング後に飛行機に乗るのは危険!
みなさん、こんにちは!アズール梅田店のななこです😊
ダイビングライセンスを取って沖縄や海外などいった時、ダイビングしてからすぐに飛行機に乗ったらダメなことは皆さんご存じでしょうか?
なぜかというとダイビングと飛行機には【減圧症】という潜水障害の一つと関係性があります!
今回はダイビンと飛行機の減圧症との関係性に関してわかりやすくご紹介していきます。
ダイビングの学科講習時に習いますが、ダイビング後に飛行機に乗ることは危険なことです。
危険な理由は、気圧の変化が原因です。飛行機に乗ると高度が上がり気圧が下がるのでこれはダイビング中の急浮上と同じような状態になります。
この様な状態になるとダイビングで起こる潜水障害の一つにある【減圧症】という症状が機内で出てくることがあります。
ダイバーなら絶対なってはいけない潜水障害で覚えている方も多いのではないでしょうか?
再度、減圧症にならない為にはどうしたらいいのか、減圧症になる原因についても、もう一度減圧症についておさらいしましょう。
ダイビングは水圧のかかる水中で圧縮された空気を常に吸うため、体内に窒素が蓄積されていきます。この蓄積された窒素が減圧症の原因です。
この体内の窒素が完全に抜けきらず、残った状態で急激に気圧の低いところへいくと体内に溜まった窒素が膨張し体内に気泡が発生します。
このような症状のことを減圧症といいます。
溜まった窒素は水圧が弱くなりにつれて自然と身体から抜けいきますが、完全に抜けきるのはその時の潜った水深や時間によって変わってきます。
減圧症の症状は幅広く軽度から重度まであります。
軽度:皮膚のかゆみ・関節痛・頭痛・めまい・吐き気
重度:神経系の麻痺・視力の低下・四肢のしびれ・呼吸困難
一度発症してしまうと体内に窒素をどれだけ蓄積しているか否かに関わらず減圧症を引き起こしやすくなります。
減圧症の症状が浮上中に発症することはあまりありません。ほとんどが水面に出てから症状が確認されます。
50%は浮上後1時間以内に、90%は6時間以内に症状が確認できます。
後は、ごくわずかですかダイビング後24時間以上経ってから発症したという例もあります。
ダイビング後、何日間も空けてから飛行機に乗らないといけないというわけではありません。
空ける時間は、その時に潜った深さや時間によって変わりますが数時間~1日くらいです。
体験ダイビングなど1日に1回だけ潜ったのなら、少なくとも12時間以上は空けましょう。
1日2本以上、もしくは連日潜った場合の空ける時間は18時間~24時間空けることがおすすめです。
30m以上のディープダイビングをした場合は24時間空けましょう。
飛行機に限らず、高所への移動は控えましょう。
例えば、登山だったり、山道のドライブなど標高が高い場合は同じように減圧症になる可能性があります。
減圧症を避け、ダイビングを楽しむためには日程に余裕をもちスケジュールを組むことが大事になってきます。
せっかく旅行にきたなら少ない日程に予定を詰め込みたい気持ちはすごくわかりますが、身体にも大きな負担がかかるので減圧症のリスクを避けた余裕のあるスケジュールを組みましょう。
例えば、2泊3日で沖縄へダイビング旅行にいくなら、1日目に沖縄に10時30分到着して2本潜り、夜ご飯を食べ、2日目も2本潜り、3日目の最終日は観光やショッピングを楽しんだり海辺を散歩したりなどのんびり過ごすのもいいのではないでしょうか。
この様に余裕をもってダイビングを楽しみましょう!
「飛行機に乗った後のダイビングは時間空けなくてもいいいのか?」と不安な方もおられるのではないでしょうか。
結論、【問題なし!】です。減圧症は体内に溜まった窒素が原因のため到着直後のダイビングをしても問題はありません。
ただし、慣れない長時間のフライトの疲れや睡眠不足などがあるとせっかくのダイビングが楽しめないので体調管理を整えて体調万全の時にダイビングを楽しみましょう!
今回はダイビングと飛行機の減圧症との関係性についてご紹介しました。
せっかく沖縄や海外にいくなら飛行機の時間気にせず楽しみたい!と思う方もおられると思いますが、決められたルールを守り安全にダイビングを楽しみましょう!
いくつか気を付けて頂きたいことがありますが、旅行に際、ご自身でスケジュールを組んでみて不安だなと思った方はインストラクターに相談して確認してもらってもいいかもしれませんね!
ダイビングスクール梅田店では無料説明会を随時開催しております(^O^)/
みなさまのご来店お待ちしております✨